主催:NPO法人熊本まちなみトラスト
日時:2018(平成30)年9月1日(土)8:00~17:00
場所:三角西港・東港周辺
当日の気候:曇り時々雨/最高気温27℃/最低気温24.2℃ 午前中時々激しい雨
参加者
熊本まちなみトラスト会員:磯田桂史・竹田宏司・鄭一止※・豊永信博・冨士川一裕・松波大仁・辻泰明・池田由美・上農淑子※ (9人)
一般参加:坂田純一(文化財保存計画協会)・村田幸博(南部地区市民の会)・杉本宙矢(NHK熊本放送局)・田中光徳(高浜振興会)※ (4人) ・・・ 合計13人
※午後の部から参加
解説者: 細川別邸=山川満清(熊本県建築士会)
辻医院 =辻泰明(開設者のひ孫)
1.集合~三角駅
熊本駅2番ホーム8:00集合
熊本駅8:06→JR三角線→8:58三角駅
車中から JR網田駅 駅舎(現存する熊本県最古(M32)の木造駅舎)
2.午前の部
-三角駅でレンタカー2台に分乗-
- 三角西港(世界遺産): 浦島屋(復元建造物)、龍驤館(国登録有形)、旧三角海運倉庫(国登録有形)、旧高田回漕店(市指定文化財)、石積埠頭(国重要文化財/世界文化遺産登録構成遺産)・・・富岡敬明と藤村建築で著名な藤村紫朗との関係・・・お爺婆山の災害伝承(9月1日は防災の日)
- 細川別邸(志津子姫が明治末年長年暮らした・・建築士会で保存取組む・・・山川さんの名調子解説)
- 天草五橋1号橋・・アーチ構造の新橋(今年5月開通)とトラス構造の旧橋が望める展望所
- 岩永組製材所跡地・・・車中にて・・・辻医院、海のピラミッド、石打ダムなどの施工工務店
- 赤煉瓦造の塩屋トンネル(JR三角線) 塩屋隧道(ずいどう)とも 1899年建造
- 波多神社(1858(安政5)年再建) 破風の細密な彫刻、狛犬に特徴
- 波多第四橋梁(JR三角線鉄橋) 1920年代の補強方式の珍しい現存例
- 石打ダム(1992完成)青木茂設計の管理棟と入江経一設計の資料館は熊本アートポリス参加・・・多目的ダムの治水・利水について学習し、ダムカードもゲット
昼食:三角名物 大番の鯛茶漬け
3.午後の部
-14:00三角駅再集合の後徒歩で巡回-
(集合前)
三角町元二町長(清原猛雄・辻始)の頌徳碑(しょうとくひ)
- 三角駅駅舎(1938年建造の木造駅舎をリニューアルしながら使い続けられている/高い天井と天窓)
- 海のピラミッド(1990年完成/葉祥栄設計/アートポリス参加プロジェクト)
- 東港広場(熊本大学工学部設計参加で平成28年完成)・・・「うきモビ」でセグウェイ体験する客の姿も
- 三角海運社屋(明治44年建造/旧九州汽船(現九州商船)三角支店)
- 熊本県漁業取締事務所(小材健治設計/アートポリス)前面岸壁には取締船が停泊
- 駅周辺中心市街地 閉店した地元スーパー、シャッターの下りた店舗・・・
- 旧中野歯科医院(昭和初期竣工)・・・新医院は国道沿いに
- 旧辻医院(大正14年) 昭和45年居住棟は建替え(設計中川久)
開設者辻始のひ孫辻泰明による詳細な解説・・・保存の価値と再生の道を語り合う
4.帰路は”A列車で行こう”で三角駅から熊本駅まで
1号車ラウンジでビールを楽しむ参加者も・・・