11月29日、肥後五か町シンポジウムin八代を八代の歴史まちづくりを考える会と共催し、熊本まちなみトラスト11月例会としました。八代の歴史まちづくりを考える会代表の坂川さんは、KMTの監事でもあります。
会場の八代市役所市民交流エリア多目的ホールはほぼ満席。小野市長にも来賓としてご挨拶をいただきました。江戸時代熊本藩の熊本、八代の両城下町と高瀬、高橋、川尻という主要な港町は「五か町」とされ、町奉行の下で有力な町衆による自治が行われていました。このシンポジウムでは、五か町という共通の基盤と伝統をもつそれぞれの地域で、その遺産をどのように継承し、地域の活性化にどう活かしていくかを、学び、考えようというものです。
会場の八代市役所市民交流エリア多目的ホールはほぼ満席。小野市長にも来賓としてご挨拶をいただきました。江戸時代熊本藩の熊本、八代の両城下町と高瀬、高橋、川尻という主要な港町は「五か町」とされ、町奉行の下で有力な町衆による自治が行われていました。このシンポジウムでは、五か町という共通の基盤と伝統をもつそれぞれの地域で、その遺産をどのように継承し、地域の活性化にどう活かしていくかを、学び、考えようというものです。
「戦国都市八代の繁栄」と題しての基調講演は、中世史がご専門の高野茂さん。古くから球磨川河口の貿易港として栄えた八代についてお話しいただきました。
続いては、八代市文化振興課の米崎課長から、八代市歴史文化基本構想について説明いただきました。あとは構想実現のために歴史まちづくり計画を策定して欲しいところです。先日、市民団体から歴史まちづくり計画の策定について小野市長へ要望書が提出されており、事務局長竹田が同席しました。
パネルディスカッションでは事務局長竹田がコーディネーターを務め、高瀬・佐藤夕香さん、高橋・藤森正彦さん、川尻・益本武士さん、八代・飯田哲さん、そして熊本はKMTの理事でもある三國隆昌さんが登壇しました。皆さんには、それぞれの地域で引き継いできた文化遺産と、それを生かした活動などについて報告いただきました。今回のパネリストは前回に比べ年齢が高くなってしまったので、これについても意見を交わしましたが、やはり次世代の育成と継承がいちばんの課題です。今回の成果を踏まえ、次の世代が参加したくなるような活動を展開していって欲しいものです。

五か町シンポジウム
翌30日には八代城下町のまち歩き。八代市厚生会館の敷地内にあるでんでん館から、国指定名勝となっている松浜軒、国指定史跡八代城跡、中世からの港徳淵津、小林一茶が3か月滞在した正教寺とまわり、最後は八代市指定文化財澤井家住宅主屋の座敷で、特製のお弁当に舌鼓をうちました。



