日 時 2017年6月12日(月)18:30~20:30
場 所 熊本大学まちなか工房
参加者 理事12人、会員会友6人、事務局職員1人 計19人
1.NPO法人設立の経緯(報告)
①申請:4月19日 ②認証:5月23日 ③登記:5月30日
2.後援依頼報告と後援決議
①依頼元:DOCOMOMO Japan ②案件:7月2日旧熊本逓信病院最後の見学会
本日のメインイベント
- 幻燈会『癒しと復興のメッセージ』―映像と講演の夕べ―
延藤安弘 先生
- 絵本に見る まちづくりの発想
- 名古屋市長者町と熊本市新町古町
名古屋市長者町のどん底から抜け出した様々な挑戦 - ドールハウスと鈴木邸
などを2台の幻灯機で活写&弁士
Q&A意見交換
Q.絵本を研究対象にされたきっかけは?
A.都市計画まちづくりの分野で街の質に対する子どものときからのこだわりが、欧米に比べ日本には足りないことに、ある時気がついた。欧米には街の文化としての絵本があった。そして『こんな家に住みたいナ』(晶文社)を出版。反響が大きかった。
Q.地区に入られてから動き出すまで何年くらいかかりますか?
A.長者町の場合2004年の基調講演がはじまり。地域の人に伴走して少しづつ理解されてきた。2016年(金儲け主義でない)良識派がリーダーになられ、再開発が前進した。そう考えると10年で成果が現れた、とも言える。
Q.爺さん・親父・自分と3代に亘って共有する『原風景』がない(生まれ育ったところが異なっている)。欧米でも状況は同じなのではないか。
A.知識絵本(図鑑)の源流は教育学者コメニウスにあると言われ、その後物語り絵本へとつながるが、「原風景」の共有は確かに子どものころからの教育が必要だと思う。
Q.面倒くささを楽しむ、という態度が新鮮だった。
A.街歩きやワークショップでワクワクした子どもが「五目御飯の街」という言葉をつくりだしてくれた。街の探検・発見・ほっとけん が生まれる土壌づくり。
本日のまとめ 「きもちづくり」
き 記憶や原風景を活かそう
も もっと子どもとともに街の探検・発見・ほっとけん
ち 血となり脳に響く想像力を養う絵本
づ ずばり自信が持てるのはやる気のある住民との出会い
く 苦労・面倒なことを楽しむ =トラブルをエンジンに=
り リーズナブル・アンド・ワクワク(筋道だってやり しかも 感動的)
次回例会とその後の予定
6月26日(月)18:30~20:00 熊本大学まちなか工房 通常理事会
7月9日(日) (トーク・イベント)「飛騨高山の戸民家活用術」・・・企画中
7月24日(月)18:30~20:00 熊本大学まちなか工房 通常理事会