創立:1986年/設立:1997年
NPO法人設立登記:2017年6月
理事長 :伊藤重剛
事務局長:冨士川一裕
所在地:〒860-0078 熊本県熊本市中央区京町 1-8-24
Tel:096-326-6611
Fax:096-326-6612
電子メール: info@kumamoto-machinami-trust.org
Facebook : https://www.facebook.com/kumamoto.trust/
twitter : @km_trust
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活動実績と未来への目標
~ ロードマップ2019 ~
熊本まちなみトラスト概要
熊本まちなみトラストは、取り壊し寸前の旧第一銀行社屋の保存に成功したことを契機に、「記憶の継承」を基本コンセプトとして約60人の会員によって1997年に設立された。
そして、これも取り壊しが予定されていたJR上熊本駅舎(大正2年建造)の保存活動に地元団体と一緒に3年にわたり取り組み、2006年に市電停留所として移築保存が決定されるまで、主として熊本市内の近代建築の保存・活用に関する研究と交流会、ワークショップ、ライトアップなどの実践活動を続けた。
国交省、日本建築学会等からの受賞歴多数。
その後2007年から、新町古町の町屋調査、「町屋巡り」等の交流会、シンポジウムの開催、町屋活用のプロデュース等、町屋の保存活用に継続的に取り組んできた。
また、熊本産業遺産研究会と共同編集で熊本県下に現存する90の歴史的建造物を紹介した『熊本の近代化遺産』を2013年に出版し、熊日出版文化賞を受賞している。
平成28年熊本地震以降の活動
平成28年(2016)熊本地震の4日後の4月20日の定例会議では、熊本市内に現存する歴史的建造物の被害状況を参加者で出し合い、それらの歴史的建造物の所有者に寄り添いながら、建物の復旧・復興にむけて活動を開始することを確認した。
4月末にはICOMOS国内委員会事務局とともに調査の準備にかかり、5月2~3日、新町古町地区を中心にICOMOS調査団に同行した。4月27日からは、地域住民が立ち上げた復興のためのボランティア団体「くまもと新町古町復興プロジェクト」と共同歩調をとることになり、5月、6月は県外からの調査チーム、ボランティアチームへの対応に追われた。
6月18日の会員総会では、震災で休業している町屋カフェを借りて「復興事務所」を開設することを決議し、6月26日から9月30日まで月曜を除き毎日、トラスト会員が常駐した。それ以前から同場所は、視察の受け入れや地元住民の相談の場などで頻繁に使われていたが、常駐することによって修繕の相談や補助金申請の相談などが加速された。
11月12日には「被災文化遺産所有者等連絡協議会」が設立された。同協議会は被災した歴史的建造物の所有者等、新町古町地区25人、川尻地区9人が会員となって立ち上げられた団体で、熊本まちなみトラストが事務局を支援している。今後も、歴史的環境の保全に関する勉強会、交流会の開催や保存・活用活動に積極的に取り組んでいく。
熊本まちなみトラストは下記のような支援を受けて活動してきました。
名称
① 活動テーマ
② リンク
③ 期間
World Monuments Fund
① Restoration of Historic Castle Townscape of Kumamoto (歴史的城下町の復興)
② https://www.wmf.org/project/kumamoto-historic-castle-town
③ 2017年5月~2019年9月(予定)
公益信託大成建設自然・歴史環境基金
① 城下町を語り継ぐ−復興まちづくりにおける「目標」の持続的共有−
② https://www.taisei.co.jp/about_us/society/kikin/html/year_2017.html
③ 2017年11月27日~2018年11月26日
ジャパンプラットフォーム
① 熊本を支える地元団体向け復興経験と知見をつなげる助成&研修事業
② https://www.japanplatform.org/contents/kumamoto_workshop/
③ 2017年6月1日~2018年1月31日