熊本まちなみトラストの原点

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~ 旧第一銀行社屋の保全 ~

1997年の初め、まちづくりに関心のある人々の間に衝撃が走りました。古町の一角、唐人町通りにある旧第一銀行熊本支店社屋(今のPSオランジュリ)が売却され、マンションに建て替えられるというニュースが流れたからです。

それまでの20年間で、熊本市内の近代建築は約3分の2が取り壊しの憂き目を見ていました。また、新町古町地区や川尻に残されていた多くの町家にも、存続の危機が忍び寄っていました。
このような時代の趨勢に危機感を抱いていた地元の有志や関心を持っていた建築関係者は素早く同志を募り、熊本に残る歴史的・文化的な建築物の保存活動に乗り出しました。そうして設立されたのが、現在のNPO法人「熊本まちなみトラスト」の前身となった市民グループでした。

幸い買い取った開発業者の理解は得られましたが、旧第一銀行支店の保存にあたって最大の課題は新たな買い手を探し出すことであり、そのためにはどのように活用するのかを含めた提言が求められました。そこで作成した提言書の全文を、私たちの活動の一つの記念碑としてPDFで公開します。

このように熊本まちなみトラストは、建築史的見地に加えてまちづくりという視点から歴史的・文化的資産をとらえ、単に保存を訴えるだけにとどまらず、具体的な保存の技術的側面や、事業として継続可能な形態の追求を含めた、それまでの市民グループの枠を大きく超えた活動を続けてきました。

この提言書によって、私たちの活動の内容をより深くご理解いただければ幸いです。

Daiichi Bank Reincarnation Proposal_1997

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