登録有形文化財「新温泉」のより良い保存活用を求め人吉市に要望書を提出

投稿日:

登録有形文化財「新温泉」のより良い保存活用を求め市に要望書を提出しました.

令和2年7月豪雨で被災した人吉市紺屋町では、復興に向けて区画整理事業が行われています。そこに国登録有形文化財となっている昭和6(1931)年建築の「新温泉」があります。所有者は新温泉をそのまま残したいとして、位置を変更し嵩上げする事業に対し異議を唱えられており、熊本まちなみトラストや地元の市民の皆さんとともに、人吉市に対し8月18日に要望書を提出しました。要望書では「新温泉」の保存・活用による、より良い復興のための具体的なイメージを示し次のように述べています。

「新温泉は、⼈吉市の温泉⽂化の拠点として将来に亘り活かしていくべき重要な地域資源ですが、現在の換地計画では、新温泉の建物及び、その周辺の道路や敷地が⼀体となった歴史的佇まい全体としての⽂化的価値を著しく損ないます。むしろ逆に新温泉の建物を敷地と道路と⼀体的に保存することで、 ⼈吉市の将来のまちづくりにとって、 新温泉がその価値を継承した重要な資源となると思われます。 」

熊本日日新聞では、『人吉市の「新温泉」保存に代替案「昭和の雰囲気残したい」所有者ら、かさ上げに反対』とタイトルがついた記事になっていますが、地元の人吉新聞では、『登録有形文化財「新温泉」保存活用を市にイメージ示し要望』と、より要望書の趣旨を尊重した記事になっています。

熊本まちなみトラストでは、今後も人吉市民の皆さんとともに、より良い復興に向けての動きを支援していきたいと考えています。

熊本日日新聞https://kumanichi.com/articles/1866038

人吉新聞https://hitoyoshi-sharepla.com/entrance_news.php?news=7866#google_vignette

 

-お知らせ

Copyright© NPO法人 熊本まちなみトラスト , 2025 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.